みかんな豆知識

みかんは花粉症に効果がある?成分・食べ方・注意点を解説

花粉症の時期になると、鼻水・くしゃみ・目のかゆみに悩む方も多いでしょう。
薬以外の対策を探している方の中には「みかんが花粉症に効く」
という話を聞いたことがあるかもしれません。

果たして本当に効果があるのか、気になる方もいるはずです。

本記事では、実際の研究データも参考に、みかんの花粉症への効果・
有効成分・おすすめの食べ方・注意点をわかりやすく解説します。

目次

1.みかんに花粉症への効果はある?
2.みかんが花粉症に効くといわれる理由
3.花粉症対策に効果的なみかんの食べ方
4.みかんを花粉症対策に使う際の注意点
5.みかんとじゃばら、どちらが花粉症に効果がある?
6.伊藤農園での柑橘の取り扱い
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1.みかんに花粉症への効果はある?

みかんが花粉症に効くかどうか、研究で示された3つのポイントを紹介します。

果肉より皮に抗アレルギー成分が豊富にある

花粉症の症状を緩和するとされる「ノビレチン」という成分は、
みかんの果肉より皮(果皮)に多く含まれています。

愛媛大学の研究により、ノビレチンには抗アレルギー作用があることが示唆されています。

花粉症対策としてみかんを取り入れるなら、皮の部分を活用するのがポイントです。

愛媛大学の研究でヒトへの効果が実証されている

先の愛媛大学の研究では、はじめに培養細胞やマウスを用いてノビレチンの作用を解析しました。
その後、ヒトを対象とした実証試験も実施しています。

そして、温州みかんの果皮を配合したヨーグルトを14日間摂取した杉アレルギー既往者26名で、
かゆみや異物感など眼症状を中心に改善が示されました。

このように、みかんの皮とヨーグルトと花粉症の関係には学術的な裏付けがあるといえます。

ヨーグルトと一緒に摂ると相乗効果が期待できる

みかんの皮に含まれるノビレチンと、ヨーグルトに含まれるβ-ラクトグロブリンを同時に摂取すると、
症状緩和が見られることも、愛媛大学の研究で報告されました。

2つの成分は作用のメカニズムが異なるため、組み合わせることで相乗効果が期待できます。

同時に摂取するには、皮を粉末にしてヨーグルトに混ぜる方法が手軽で毎日続けやすく、特におすすめです。

2.みかんが花粉症に効くといわれる理由

みかんが花粉症に効くといわれる理由を、含まれる成分ごとに解説します。

ノビレチンがヒスタミン放出を抑える

みかんに含まれるノビレチンは、細胞への刺激シグナルをブロックし、ヒスタミンの放出を
抑える働きをするとされています。

花粉症の症状(鼻水・くしゃみ・目のかゆみ)を引き起こす原因物質がヒスタミンです。

スギ花粉などのアレルゲンが免疫タンパク質に反応すると、肥満細胞からヒスタミンが放出され、
炎症症状があらわれます。

ノビレチンはこのヒスタミン放出を抑制することで、花粉症症状の緩和に貢献すると考えられています。

ビタミンCやフラボノイドの抗酸化作用も期待できる

みかんにはノビレチン以外にも、ビタミンC・フラボノイド・βクリプトキサンチンなどの
抗酸化成分が含まれています。

ビタミンCについては、花粉症への直接的な効果に関する科学的根拠はまだ限られていますが、
免疫機能の維持や体調管理に役立つといえるでしょう。

フラボノイドには抗炎症作用、βクリプトキサンチン(温州みかんに多いオレンジ色の色素)
は高い抗酸化力で知られています。

体内の酸化ストレスを軽減することで、全体的な免疫バランスをサポートする可能性がある
といえるでしょう。

これらの成分は果肉にも含まれるため、皮とあわせて食べるとより多くの栄養素を摂れます。

腸内環境の改善が免疫バランスに働く

昨今、腸内環境と免疫機能には深い関係があることが明らかになってきました。

みかんに豊富に含まれる食物繊維は、腸内環境を整える働きが期待されており、
間接的に免疫バランスの改善につながると考えられます。



腸内環境が整うことで免疫のバランスが安定し、結果として、花粉症の症状軽減に
つながることも期待できます。

3.花粉症対策に効果的なみかんの食べ方

花粉症対策としてみかんを取り入れる際の、具体的な食べ方を紹介します。

皮は粉末や陳皮で取り入れる

花粉症対策に有効とされる成分「ノビレチン」は果皮に豊富なため、皮を活用する工夫が大切です。

皮はそのままでは食べにくいため、粉末または陳皮(漢方でも使われる乾燥した柑橘の皮)
として取り入れるのがおすすめです。

・市販のみかん皮粉末を、ヨーグルト・味噌汁・カレーなどに小さじ1杯程度混ぜる

・自宅で作る場合は、無農薬・減農薬のみかんの皮をよく洗い、完全に乾燥させてから
フードプロセッサーやコーヒーミル、あるいはすり鉢を使って粉末にする

・漢方薬局やネット販売で陳皮は購入し、お湯に入れて飲んだり、料理の風味付けに使ったりする

自分の生活に習慣化しやすい方法を取り入れましょう。

ヨーグルトに混ぜて毎日続ける

愛媛大学の研究では、みかん果皮とヨーグルトの組み合わせで相乗効果が確認されているため、
ぜひ一緒に食べるようにしましょう。

みかんとヨーグルトを継続的に摂取するためのコツを以下にまとめます。

・小さじ1杯程度の皮粉末をプレーンヨーグルトに混ぜて毎日食べる
・花粉が飛び始める前(シーズン前)から習慣化する
・決まった時間(朝食など)に食べて習慣化する

研究では14日間の継続摂取で複数の被験者に効果が確認されていますが、継続期間の
目安には個人差があるといえるでしょう。

果肉も積極的に食べる

果肉にはビタミンCやフラボノイドなどの栄養成分が含まれているため、温州みかんを
そのまま食べることも日常的な栄養補給としておすすめです。

みかんは手軽に取り入れやすい食品なので、日々の食事のなかで無理のない範囲で
取り入れてみるとよいでしょう。

4.みかんを花粉症対策に使う際の注意点

みかんを取り入れる際に注意しておきたいポイントを紹介します。

みかんアレルギーがある人は注意が必要

みかんやオレンジを食べると口の周りがかゆくなる・蕁麻疹が出るなどの症状が
ある方は、みかんアレルギーの可能性があります。

花粉症対策として無理に摂取すると症状が悪化するおそれがあるため、アレルギー
がある場合は皮の摂取も含めて控えてください。

心配な方は医療機関でアレルギー検査を受けることをおすすめします。

薬の代わりにはならない

みかんはあくまで症状緩和の補助が期待できる食品であり、治療薬の代わりにはなりません。

花粉症の症状が重い場合は、医療機関を受診し、服薬と合わせて対処することが大切です。
みかんは「補助的な生活習慣の工夫」として取り入れてくださいね。

5.みかんとじゃばら、どちらが花粉症に効果がある?

花粉症対策の柑橘として「じゃばら」の名前を耳にすることもあるかもしれません。

じゃばらは、和歌山県北山村を原産とする希少な柑橘です。

ヒスタミンの放出に関わる反応を抑えるとされるフラボノイド成分「ナリルチン」を
多く含むことから、花粉症対策の食品として注目されています。

どちらも花粉症対策として注目されており、それぞれで効果・効能の研究が進んでいます。
現時点では、どちらか一方が明確に優れていると断定できるわけではありません。

入手のしやすさや味の好み、続けやすさなどを考慮しながら、自分に合ったものを
取り入れるとよいでしょう。

みかんやじゃばらはあくまで補助的な対策ですが、毎日の食事に取り入れやすい食品です。

症状が強い場合は、医療機関の受診や服薬とあわせて活用しながら、つらい花粉症シーズン
を乗り越えてくださいね。

6.伊藤農園での柑橘の取り扱い



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