こんな疑問にお答えします。
実はお正月にみかんを贈るのには「健康」や「繁栄」を願う縁起のよい意味があります。
季節の果物というだけでなく、新年の挨拶にふさわしい贈り物として選ばれてきた背景があるんです。
この記事では、お年賀にみかんが親しまれてきた理由と、目上の方にも失礼にならない選び方を、
伊藤農園が分かりやすく解説します。
意味を知った上で、心のこもったみかんを贈ってみませんか。
こんな疑問にお答えします。
実はお正月にみかんを贈るのには「健康」や「繁栄」を願う縁起のよい意味があります。
季節の果物というだけでなく、新年の挨拶にふさわしい贈り物として選ばれてきた背景があるんです。
この記事では、お年賀にみかんが親しまれてきた理由と、目上の方にも失礼にならない選び方を、
伊藤農園が分かりやすく解説します。
意味を知った上で、心のこもったみかんを贈ってみませんか。
1.お正月・お年賀にみかんを贈る意味ってなに?
2.【重要】失敗しない!お年賀でみかんを贈る際のマナーと時期
3.プロが教える「お年賀用みかん」の選び方
4.お正月にみかんが選ばれ続ける実用的な理由
5.最後まで美味しく!農家直伝のみかんの保存方法
6.伊藤農園での柑橘の取り扱い
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上記、テキストをクリックすると項目にジャンプします。
なぜ日本のお正月には「みかん」が欠かせないのでしょうか。
そこには、昔からの縁起担ぎと、みかんが持つ特性が関係しています。
お正月といえば鏡餅。
その上に乗っている果物は、もともと「橙(だいだい)」でした。
橙は一度実がなると木から落ちにくく、数年にわたって実り続ける性質があります。
その姿から「代々(だいだい)家が続く」「代々栄える」という意味が込められ、
家系繁栄・子孫繁栄の象徴とされてきました。
ただし、橙は酸味が強く生食には不向きです。
そこで時代とともに、手に入りやすく、家族みんなで食べやすい同じ柑橘類の温州みかんが、
橙の代わりとして広く使われるようになりました。つまり、お正月のみかんは単なる代用品ではなく
「代々栄える」という縁起を受け継ぎながら、家族団らんを楽しめる現代のお正月を象徴する果物なのです。
結論から言うと、みかんはお年賀として失礼にはあたりません。
むしろ、日本の贈答文化に合った縁起の良い贈り物です。
■黄金色の縁起物
オレンジ色は黄金に見立てられ、金運や豊かさの象徴とされます。
■円満の象徴
丸い形は家庭円満を表し、分け合って食べる姿もお正月らしさがあります。
■「実を結ぶ」意味
果物は努力や願いが実ることに通じ、新年のエールとしても喜ばれます。
箱入りで丁寧に選別されたみかんは、親戚やご近所、気心の知れた取引先へのお年賀として長年親しまれてきました。
ただし注意点として、目上の方に贈る場合は、簡易包装や安価すぎるものは避け、
見た目や品質に配慮したみかんを選ぶことが大切です。
それが相手への敬意を示すことにつながります。
「みかんを贈ること」自体は素晴らしいことですが、贈答品である以上、最低限のマナーを守る必要があります。
ここでは、農園によく寄せられる質問をもとに、失礼にならないためのポイントを解説します。
「お年賀」として持参または配送する場合、基本的には元旦から松の内(1月7日、地域によっては1月15日)
までに届くようにするのが正式なマナーです。
■手渡しの場合
元旦の午前中は避け、1月2日以降、事前に訪問に伺う旨を伝えてから持参するのがスマートです。
■配送の場合
最近は年末に配送手配を済ませることが増えています。
お正月は不在がちなご家庭も多いため、あえて年末(12月25日〜30日頃)に届くように
「お歳暮」として手配し「お正月にゆっくり召し上がってください」と一言添えるのも、
気の利いた方法です。
どうしても「お年賀」として贈りたい場合は、配送指定日を1月1日以降に設定しましょう。
箱入りのみかんを贈る場合、のし紙を掛けることで「改まった丁寧な贈り物」という印象になります。
■水引
何度あっても嬉しいお祝い事なので「紅白の蝶結び(花結び)」を選びます。
■表書き
表書きは、贈る時期によって使い分けます。

お年賀用みかんの相場は、相手との関係性にもよりますが、おおよそ3,000円〜5,000円程度が一般的です。

「気持ちが伝わること」を大切に、相手との関係性に合った価格帯を選ぶのがポイントです。
スーパーで自分用に買うみかんと、お年賀用のみかん。一体何が違うのでしょうか?
失敗しない選び方を、私たち生産者の視点でお伝えします。
最大のポイントは「等級(ランク)」と「揃い(外観)」です。
■等級
みかんには、農協や市場の基準で「特秀」「秀」「優」「良」といった等級がつけられます。
お年賀として選ぶなら、糖度が高く見た目も美しい最高ランクの「特秀」「秀」、
あるいは農園独自の基準で選別された「贈答用」を選びましょう。
■揃い(外観)
S、M、Lとサイズが揃っているものは美しく見えます。
一般的に、お年賀にはM〜Lサイズが好まれます。
Mサイズは甘みと酸味のバランスが良く、Lサイズは見栄えが良いのが特徴です。
極端に大きすぎるものや小さすぎるものが混ざっている「訳あり品」は、
親しい家族間なら良いですが、お年賀としては避けたほうが無難です。
もし店頭で選んで箱詰めしてもらう場合は、以下のポイントをチェックしてください。
■果皮の色とツヤ
色ムラが少なく、全体が濃い橙色(オレンジ色)をしているもの。
自然な油胞(つぶつぶ)のツヤがあるものは、味が濃厚な証拠です。
■ヘタの状態
ヘタが緑色で、ピンとしているものは鮮度が高い証拠です。
ヘタが黄色っぽくなっていたり、茶色く枯れているものは収穫から時間が経っています。
■ハリと重み
手で持った時に皮にハリがあり、ずっしりと重みを感じるものは、果汁がたっぷり詰まっています。
皮が浮いている(ブカブカしている)ものは味が薄い可能性があります。
日本には多くの名産地がありますが、お年賀として「和歌山県産のみかん(有田みかん等)」が選ばれ
続けるには理由があります。
和歌山県は、急峻な石垣の段々畑が多く、水はけが非常に良い土壌を持っています。
さらに、海からの反射光を含めた「3つの太陽」と呼ばれる豊富な日照量があります。
この過酷とも言える環境が、みかんに適度なストレスを与え、糖度をぎゅっと凝縮させるのです。
また、和歌山のみかん(有田みかん)は「甘いだけ」ではありません。
コクのある甘みの中に、爽やかな酸味が絶妙に残っているのが特徴です。
お正月は、小さなお子様からご年配の方まで、幅広い世代が集まります。
甘すぎず、酸っぱすぎず、誰もが「美味しい」と感じるバランスの良さ。
これこそが、和歌山のみかん(有田みかん)がお年賀の定番として信頼されている理由なのです。
縁起の良さやマナーだけでなく、実用的な面から見ても、
お正月にみかんがあることは非常に理にかなっています。
お正月料理は、おせちやお雑煮など、味の濃いものや甘い味付けのものが多くなりがちです。
そんな時、みかんの爽やかな酸味と果汁は、最高のお口直しになります。
お客様が来た際、りんごや梨のようにお皿やナイフを用意して皮をむく必要がありません。
「どうぞ」とカゴごと差し出すだけで、各自が好きな時に手でむいて食べられる。
ホスト側にとっても、ゲスト側にとっても気を遣わない、優れた「コミュニケーションツール」なのです。
「寝正月」という言葉があるように、年末年始は運動不足になったり、暴飲暴食で胃腸が
疲れやすかったりします。みかんに豊富に含まれるビタミンCは風邪予防に役立つだけでなく、
アルコールの分解を助ける働きも期待できます。また、クエン酸は疲労回復をサポートします。
さらに、みかんのオレンジ色の色素成分である「β-クリプトキサンチン」は、冬の健康維持に
注目されている成分です。「こたつでみかん」は、寒い冬を健康に乗り切るための、先人の知恵
とも言える習慣なのです。
お年賀でいただいた箱入りのみかん。暖房の効いた部屋に置きっぱなしにしていませんか?
せっかくの美味しいみかんを腐らせてしまってはもったいないですし、贈ってくれた方にも
申し訳ないですよね。
農家が実践している、鮮度を保つ保存テクニックをご紹介します。
みかんは生きて呼吸をしています。高温多湿が大敵です。 暖房の効いていない玄関や廊下など、
風通しの良い冷暗所(5〜10℃程度)が保存に最適です。
箱で届いた場合、一番底にあるみかんは重みで圧迫され、傷みやすくなっています。
以下の手順で保存し直すと、持ちが劇的に変わります。
1.一度全てのみかんを箱から出す
2.傷んでいるもの、皮が柔らかくなっているものがないかチェックする
3.箱の底に新聞紙を敷き、ヘタを下にして並べる(ヘタの部分が一番硬く、果肉の重みに耐えられるため)
4.一段並べたら新聞紙を敷き、その上にまた並べる
5.なるべく「底にあったみかん」を上の方へ配置し直し、早めに食べるようにする
どうしても暖かい部屋しか置き場所がない場合や、長期間保存したい場合は冷蔵庫の野菜室へ。
ただし、そのまま入れると乾燥して味が落ちてしまいます。
1.みかんを1つずつキッチンペーパーや新聞紙で包む
2.数個まとめてポリ袋に入れ、口を軽く縛る(密閉しすぎない)
3.野菜室で保存する
このひと手間で、お正月期間中ずっと、みずみずしい美味しさを楽しめます。
太陽の恵みをたっぷり浴びた甘くて濃厚なみかんを、大切なあの方へ贈ってみませんか?
きっと、心も体も温まる素敵なお年賀になるはずです。
・温州みかんについて
・みかんの保存方法
・傷んだみかんの見分け方・対処方法
・美味しい『みかん』ってどんな味?
<参考>
https://www.mainichigrillbu.com/column/1335
https://www.city.arida.lg.jp/shisei/shokai/jiman/1001207.html