みかんな豆知識

クエン酸と疲労回復のおはなし

ミカン・オレンジ・レモンなどの柑橘系の果物には『クエン酸』が多く含まれています。
レモンを食べたときなんかに感じるあの「酸っぱ~~い!!」の正体がクエン酸ですね。

これが疲労回復に役立ち、夏バテの予防や回復につながるとされています。

そもそも、疲労は活性酸素による酸化ストレスで細胞がダメージを受けることが原因とされています。
酸化ストレスで弱った細胞は細胞本来のお仕事である栄養を取り入れ、
いらなくなった老廃物を排出する働きができなくなっていくのです。

細胞が元気じゃなくなれば、本体の体も元気じゃなくなる、そのままの原理ですね(笑)

元気がないからおやすみかん。
元気がないからおやすみかん。

では、なぜクエン酸が疲労回復に役立つのでしょうか。
それは酸化ストレスに打ち勝つ抗酸化作用がクエン酸に含まれているからなのです。

さらに抗酸化作用で細胞の元気が保たれ、老廃物を排出する動きが良いと代謝もよくなることで血液の酸性化を抑制し血流改善にも役立ちます。

おススメの方法は、お風呂に200リットルのお湯をはり、約20gのクエン酸を加えるクエン酸風呂!
お肌がスベスベになり、ぽかぽか効果が高まります。

湯船に浸かることで心身ともにリラックスできます♪
湯船に浸かることで心身ともにリラックスできます♪

また、熱中症にも効果的!

そもそも熱中症は高温環境下で体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、
体内の調整機能がうまく働かなくなることで発症します。めまいや立ちくらみ、頭痛、嘔吐などの症状が出たら注意が必要です。

熱中症による脱水症状を改善するには水分だけでなく、ナトリウムなどのミネラルの摂取が大切です。
クエン酸はミネラルの吸収をサポートする働きも期待できるので、
いつもの水分補給にクエン酸が含まれているものを使用すると、熱中症対策に有効であると考えられています。

ちなみに、熱中症は屋外だけでなく室内でなにもしていないときでも発症することがあります。
屋内にいるときにもこまめな水分補給を心がけましょう。

きく調べによる一日の摂取量目安
きく調べによる一日の摂取量目安

注意してほしいのは、クエン酸は一度にたくさん摂っても吸収しきれず、時間が経過するとともに体外に排出されてしまいます。
一日何回かに分けてこまめに摂ること、毎日続けて摂ることが大切です。

さらに、さらに!クエン酸には殺菌効果があり、細菌の増殖を抑えて食べ物の腐敗を防ぐ効果もあります。
梅干しをご飯の全体にまぶすように入れたり、お肉を梅肉ソースで和えたりするなど料理に取り入れてみましょう。
サラダチキンに100%ストレート果汁をかけて食べると、さっぱりとしてGOOD!!

素晴らしい柑橘パワーを日々の食事に上手取り入れて夏バテ予防、元気で楽しい夏を過ごしてくださいね!