みかんなダイヤリー【春】
「春眠 暁を覚えず……zzz」
( ゚д゚)ハッ!
ついつい眠ってしまいました(照)。
寒い冬が終わり、ポカポカ陽気が気持ちいい春。
みかんの収穫が終わり、みかんづくりの新たな1年が始まります。
さて、今回は春のみかん畑の様子をご紹介したいと思います。
●畑の整備
みかんの収穫がひと段落して畑を見回してみると・・・。

あっ、崩れてるぅぅー。
石垣や設備が壊れていることがあります。
このまま放置すると危ないので、1か所ずつ問題のあるところを直していきます。

このように、畑の整備をして、新たなみかんづくりを行う準備をします。
●剪定
温かくなると、新しい枝や花になる芽が出てくるのですが、その前に、剪定をして木のバランスを整えます。枝が込み合っている部分や、枯れてしまった枝を切って、木の生育を助けます。
枝を切りすぎると、木が弱ってしまうこともあるので、どの枝を切るか考えながら剪定をしています。
●新芽の芽吹き
気温が上がり、温かくなってくると、みかんの木は休眠状態から目覚め、芽が出てきます。
実は芽には2種類あって、成長して『枝になる芽』と『花になる芽』があります。

『花になる芽』は先端が丸っこい形をしています。この芽は最終的には果実に変化していきます。
『枝になる芽』枝になる芽はどんどん伸長していき、来年にはこの枝に『花になる芽』が芽吹きます。
●開花
5月上旬頃、みかんの花が開花します。この時期になると、有田はみかんの花の甘くてさわやかな香りに包まれます。
みかんの花は真っ白な色をしています。花言葉は「純粋」「愛らしさ」らしいです。

おぉ真っ白で純粋……。
大人になっても純粋な気持ちを持ち続けていたいものですね(◦´꒳`◦)
みかんの花が咲くとミツバチがやってきて、採蜜している様子が見られます。みかんの花からできた蜂蜜はすっきりとした甘さで、後味に柑橘の爽やかな香りがして、とてもおいしいですよ。

伊藤農園ではみかんはちみつを販売しています。
※希少なため、売り切れの場合もあります。
花が散ると、みかんの赤ちゃん(幼果)ができます。

小さくてかわいいですね。
この幼果が膨らんでいき、立派な果実へと成長します。
●苗木植えつけ
春は入学式、入社式の季節。みかん畑にも新しい苗木がやってきます。

よっ!期待のニューカマー!
1本ずつ愛情を込めて、植えていきます。

よいしょ、よいしょっと。
土の中に空洞があると根っこが腐ってしまうことがあるので、しっかり根っこに土を入れていきます。
そして、1番大切な水やり。
苗木が畑の土に馴染んで、成長するには水が必要不可欠です。ノズルを土に差し込んで、たっぷり水をあげます。

最後に「大きくなってね!」と声援を送って、苗木の植えつけ完了です!
以上、春のみかん畑の様子でした(#^^#)
春は花が咲いたり、枝が伸びたりして、みかんの木が大きく変化する時期で、木の様子を観察するのがとても楽しいです。この記事でその楽しさが少しでも伝われば嬉しいです。
では、今日も苗木に水やりしてきまーすε≡≡ヘ( ´Д`)ノ水