みかんな豆知識

柑橘専門店が作る南高梅について

今回は、南高梅についてご紹介♪

目次



1.はじめに
2.南高梅とは
3.梅の種類と南高梅と他の梅との違い
4.南高梅の詳細(旬やサイズなど)
5.保存方法
6.利用方法、効果効能について
7.伊藤農園での取り扱い・販売
8.関連記事


上記、テキストをクリックすると項目にジャンプします。

1.はじめに

有田みかんで有名な和歌山有田で120年余りの歴史を持つ
柑橘専門店 伊藤農園ですが、
南高梅についても取り扱いがあります。
今回は、そんな南高梅についてご紹介♪

2.南高梅とは

まず、南高梅は和歌山県「みなべ町」発祥の品種です。
由来としては、江戸時代、田畑の開墾が難しかった土地で梅の栽培が推奨され
和歌山県で梅の栽培が始まり定着しました。

和歌山県の旧・上南部村(現・みなべ町)では、1879年頃に内本徳松が晩稲(読みは、おしね)の山林で優良系統の梅を発見。
これを母樹にした「内本梅」の苗木を増やすことになります。

そして、1901年に同村の高田貞楠が、果実が大きく、豊産性で紅がさす優良樹を発見し、「高田梅」と名付けます。

1950年、上南部村で優良品種へ栽培を統一するための「梅優良母樹種選定会」が発足し、
37種の候補から「高田梅」を最優良品種と認定し、
調査に尽力したのが南部高校の教諭竹中勝太郎であったことから高田の「高」と「南高」を
とって南高梅と名付けられ種苗名称登録されたことが南高梅の名前の由来となっています。


3.梅の種類と南高梅と他の梅との違い

現在日本にある梅の樹は、およそ350種類
花を観賞するための「花梅(はなうめ)」と、
実を食用にする「実梅(みうめ)」があります。

その中でも和歌山で取り扱いがある有名な梅の種類の一部をご紹介

南高

いわずと知れた梅のトップブランドで全国的にも知名度が高い和歌山を代表する品種

小粒南高

「小粒南高」は、南高の美味しさはそのままに、粒の大きさをひと回り小さくした中粒品種

古城(ごじろ)

熟す前に収穫される青梅の一級品として知られるのが、
果実の美しさから「青いダイヤ」との異名を持つ「古城」

その他

和歌山以外でも次いで収穫量が多い群馬県を中心に栽培されている白加賀(しらかが)
福井県のみで限定栽培されている紅映(べにさし)や果実のサイズが小さい小梅としては、
全国生産量第1位を誇る「竜峡小梅」など多くの種類があります。

南高梅と他の梅の品種との違い

その中でも南高梅は、「南高梅」は他の梅品種に比べ栽培しやすく豊産性であり、
その特徴としては、サイズが大きく、皮が薄く、果肉がやわらかく、
種が小さく実が厚いため可食部が多いのが特長です。


4.南高梅の詳細(旬やサイズ)

梅の旬

梅の旬は、主に6月中旬~7月初旬。

梅のサイズ

伊藤農園取り扱いの南高梅のサイズ一覧
伊藤農園取り扱いの南高梅のサイズ一覧

梅には規格サイズがあり
○南高梅・完熟南高梅・古城梅・
南高梅(小粒・梅干用)の規格サイズ
S:2.7cm~3.0㎝未満/果実重量.約10g
M:3.0cm~3.3㎝未満/果実重量.約15g
L:3.3㎝~3.7cm未満/果実重量.約20g
2L:3.7㎝~4.1cm未満/果実重量.約25g
3L:41cm~4.5cm未満/果実重量.約35g
4L:4.5cm以上 /果実重量約45g
その中でも伊藤農園では、青果取り扱いはS~3Lのみ取り扱っております。

○完熟小梅・カリカリ用小梅の規格サイズ
S:1.75cm未満
M:1.75cm~1.9cm未満
L:1.9cm~2.3cm未満
2L:2.3cm以上
完熟小梅・カリカリ用小梅については、2Lサイズ以上の規格はありません。


5.保存方法

梅はあまり日持ちしないので、早めに梅干しや梅酒などに加工してしまうのが基本です。
すぐに使えない場合は、果実が乾燥しないよう新聞紙などで包んで、冷暗所に置いておきます。
気温の高い場所や直射日光の当たる場所は傷みが早くなるので避けてください。


6.利用方法、効果効能について

利用方法

梅は、時期によって青梅~黄梅と色づきが変わり時期により利用方法も異なってきます。

青梅の時期には梅酒、菓子、ジュース、シロップ、ジャムなど
黄色梅の時期には梅干しのほか、
いろんな加工品としても楽しめます。


効果・効能

梅は、伝統的な健康食品で
有名な梅に含まれる「クエン酸」による疲労回復効果のほか
食欲増進効果・虫歯予防・ダイエット効果・高血圧化の抑制などが
多くの健康効果があると言われています。

梅の主な栄養素

表:梅の未熟果(青梅)の可食部100gあたりの栄養成分
表:梅の未熟果(青梅)の可食部100gあたりの栄養成分


7.伊藤農園での取り扱い・販売

柑橘専門店である伊藤農園では、柑橘の栽培の経験をもとに
南高梅の取り扱いも行っています。

伊藤農園の南高梅は、柑橘と同じように減農薬で体に悪いものを極力使用せず
素材そのままの味わいを損なわない様に心がけています。

青果だけでなく、ジュレやシロップなど加工品もございますので、
ぜひ伊藤農園の南高梅をチェックしてみてください。




○参考ページ:
http://tsubomi-ice.com/mamechishiki_html/10.html
https://www.ishigamimura.co.jp/articles/column/nankoume/
https://www.umekenkyuukai.org/knowledge/nutrients.html