甘平KANPEI

目次

・1.はじめに
・2.特徴
・3.愛媛県でのみ栽培できる柑橘
・4.食べごろ
・5.美味しい食べ方
・6.可食部100ｇあたりの成分
・7.柑橘カレンダー

上記、テキストをクリックすると項目にジャンプします。

はじめに

愛媛県生まれの新しい柑橘！

甘平は2007年に品種登録された、比較的新しい品種です。
「西ノ香」と「ポンカン」を掛け合わせてできました。
シャキッとした食感と果汁をたっぷり含んだ果肉が魅力の柑橘です。

特徴

果重（1個の重さ）は約250ｇ

果実は扁平形で、不知火とほぼ同じ大きさです。
外皮が薄く、手で簡単に剥くことができます。
また、中のジョウノウ膜も薄く、種もほとんど入っていないため、そのまま食べることができます。

西之香とポンカンの交配

甘平は「西之香」に「※ポンカン」の花粉を交配してできたタンゴールです。
糖度が高く、減酸も早いのが特徴です。
（※交配時は不知火とされていましたが、後のDNA鑑定でポンカンであることが分かりました）

愛媛県でのみ栽培できる柑橘

甘平は愛媛県のオリジナル品種で、愛媛県立果樹試験場で開発されました。2005年に種苗法に基づく種苗登録申請が行われ、2007年8月に種苗登録されました。
甘平の栽培は愛媛県内でのみ認められていて、愛媛県以外では栽培できません。

食べごろ

収穫は1月下旬頃から、2月頃までとなっています。
食べ頃は2月上旬～2月下旬で、シャキッとした歯触りと濃厚な甘さを楽しむことができます。

美味しい食べ方

みかんのように手で剥けて中の袋までそのまま食べることができます。
酸味が少ないので、ジャム等に加工するよりも生で食べるのがおすすめです。

美味しい甘平を選ぶポイントと保存方法

表面の色艶　

果皮がなめらかで張りがあり、色が濃くツヤのあるものがおすすめです。

手に持ってみて

果皮がツヤツヤとしていて張りがあり、手に取ったときに重さを感じるものがおすすめです。
手に持ってずっしりと感じたらそれは「おいしい！」の証しです。

浮き皮になりにくい品種ですが、皮が果実から離れて浮き皮になっているものは、食味が落ちていることがあるので避けたほうがよいでしょう。

甘平の保存方法　

風通しのよい冷暗所で保存します。
箱で購入した場合は、すぐにふたを開けておくことをおすすめします。

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